胃がんの再発は、治療をしてから 3年以内に起こることが多いです。ですから 5年以上再発がないと治ったと考えられるわけですが、完治といいきれるわけではありません。たまに
10年以上たってから再発するケースもあるからです。
胃がんが再発した場合、腹膜へ転移をすることが多いです。胃がん再発による腹膜転移は、全再発の約 60%になります。肝臓やリンパ節、また骨や肺に転移することもあります。
胃がんが再発した場合、患者さんの状態を考えながら抗がん剤による化学療法を行います。他の治療(飲み薬など)を併用する場合もあります。
しかし、胃がんの治療後に腹膜、肝臓、肺、リンパ節などに再発して手術ができなくなると、完治することはかなり難しいといえます。胃がんの再発への治療は、痛みの緩和や延命などのために行います。
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