がんの医療費にも、健康保険が適応されます。74歳以下の方は 医療費の3割を負担、75歳以上の方で一定の収入がある場合は
2割を負担、それ以外の75歳以上の方は 1割を負担することになります。
医療費は健康保険により安くなるにしても、がんの医療費の場合はかかる金額が大きくなる場合もあるので、金銭的な負担が厳しいといえます。
そのような場合に、負担を少しでも軽くするために、「公的助成制度(こうて きじょせい せいど)」を利用するという方法もあります。
公的助成制度を受けるには、健康保険に加入している方と老人保健制度の対象となる高齢者のみですが、がんにかかる医療費の負担を少なくしてくれます。
医療費に関する公的助成制度には様々なものがありますので、くわしく見ていきましょう。
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老人保健制度 (ろうじん ほけん せいど) |
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老人保健制度とは、医療保険制度に加入している方で、「75歳以上の人」、「65歳以上で一定の障害がある人」、「75歳以上で一定額の収入がない」、という条件に当てはまる人の医療費の自己負担率が
1割となる制度です。75歳以上で一定額の収入がある方は、自己負担率が 2割となります。
また、次のページ「がんと医療費A〜高額療養費制度」で解説しています「高額療養費制度(こうがく りょうよう ひせいど)」は、老人保健制度では「高額医療費制度(こうがくいりょうひせいど)」として適応されます。
※次のページ、「がんと医療費A〜高額療養費制度」へ続く・・・・
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