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温熱療法には、「局所温熱療法(きょくしょ おんねつ りょうほう)」と「全身温熱療法」の2つの種類があります。
それでは、温熱療法の 2つの方法について見ていきましょう。
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局所温熱療法 (きょくしょ おんねつ りょうほう) |
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局所温熱療法(きょくしょ おんねつ りょうほう)とは、一般的に行われている温熱療法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で癌のある部分を温めます。体の外から加温する方法が最も行われている方法です。
温める方法は他にも、がんに電極針を数本刺して加熱する方法、体の中の空間のある場所(食道、腸、胆管など)に器具を入れて加熱する方法、などがあります。
また、局所温熱療法に放射線療法が併用されることもあります。
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全身温熱療法 (ぜんしん おんねつ りょうほう) |
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全身温熱療法とは、血液を人工的にポンプなどで体外へ導き出して加熱したあと、再び体内へ戻して、全身を加熱する温熱療法です。癌が再発したときや、全身にがんが広がってしまっている場合に行われます。
ただ、全身温熱療法は、全身に熱を加えるため、熱に弱い脳をも温めてしまうことになります。ですので、脳に影響がないように注意して行わなければならず、難しい部分もあります。
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